ベン・キングスレー、ウィノナ・ライダーを口説く
更新さぼっておりますが、ネタチェックはしてるんですよ。でも書きたいと思うようなネタがなくて。オスカーパーティーのレポートなんかはいっぱいあるんですが、もう最近誰と誰がつきあってるとかいう噂には、まるで興味がもてなくて。
唯一面白かったのは、最近奥さんと別れたベン・キングスレーがウィノナ・ライダーに向かって「僕のことを怖がらなくてはいけないよ。今は完全にフリーになったんだから」と口説いた(のか冗談なのか知らないけど)という話くらいです。
http://entertainment.msn.com/news/article.aspx?news=183516&mpc=2
セルラー
他に見るものなかったから、あまり期待せずに見たんだけど、めちゃくちゃ面白かったです。よくもまあ、これだけケイタイを使ったネタを思いついたな。脚本書いたのは「フォーンブース」を書いたのと同じ人ですが、フォーンブースにアクションをつけた風味で、面白さ倍増です。
キム・ベイシンガーが誘拐、監禁され、壊された(固定)電話のワイヤーをクリックさせて通じたのが、クリス・エヴァンス(初めて見る顔だ)のケイタイ。ワイヤーをランダムにクリックさせてダイアルしたわけだから、切れたら二度とつながらないってところがミソ。彼は彼女のことを知らないわけだから、最初は彼女の話を信じようとせずに何度も切ろうとするし、信じた後もいろんなことが起きて電話が切れそうになる。
びっくりするようなトリックやスタントがあるわけではないんだけど、アイディアがいいから、全く退屈しません。すごーく良くできていた「ボーン・スプレマシー」でも、カーチェースが長すぎてちょっと退屈したけれど、この映画のカーチェースでは、チェースそのものはたいしたことないけど、あんなことやこんなことが起きて「ああっ!電話が切れてしまう!」とハラハラさせるわけ。しかもハラハラだけではなくて、結構笑えるシーンもあるし。(ポルシェの感じ悪い弁護士が特にお気に入り)
最近は最後にびっくりさせようとするあまり、「ええっ?そんな動機?」とか「うっそー、こいつが犯人?」と、途中一生懸命見てたのがあほらしくなる映画が多いけど、これは、最後まで「ほおー、そういうオチのつけかたするとは、やるな」と、感心させられました。いや、そんな「シックスセンス」みたいなオチを期待されると困りますが。「良く考えてるよね」っていう感じです。キムが生物の先生であるということとか、一見意味なさそうなことも、全て後できいてくるし。もっとも(ネタバレ)生物の先生だからって、鏡の破片を使って一発で相手の動脈を切るなんてできないと思うが。山田五十鈴@必殺仕事人じゃあるまいし(ここまで)
あんまり宣伝もされてないみたいだけど、お薦めです。
しかし、キムも老けたなあ。顔よりも手にびっくりした。