中国『グレートファイアウォール』アップグレード

中国が5万人ともいわれる監視員を使って、ネット検索を実行していることは有名ですが、最近はやり方が以前よりも広範囲に、しかも巧妙になったような気がします。きっと普段は甘栗を剥いている甘栗剥いちゃい隊まで動員してるに違いない。

*この記事内で私が伏字を使ってる理由は、私が中国からこれを発信しているので、甘栗剥いちゃい隊に目をつけられて、このアカウントにアクセスできなくなるようなことになったら嫌だからです。ご了承を。



今までは中国にとって都合の悪いことが(ダ○イ・ラ○がブッシュと会見したり)世界的ニュースになるたびにYoutubeがアクセス不能になってえらい迷惑してたんですが、今回のチ○ットの騒乱のときに「中国がYoutubeをシャットダウンした!」と騒がれたためか、しばらくしてトップページだけはアクセスできるようになりました。でも何か検索しようとしたり(普段でも検索結果の2ページ以下にはいけない。なので、検索結果トップのページから、とりあえずなんかの動画へいって、そこの『関連動画』を見る、というテクニックを使ってます)、「ニュースと政治」カテゴリーを見ようとすると、とたんにアクセス不能に。


そして、ここ数日。(中国にとって)やばい動画以外は結構普通に見れてます。ただし、以前は「チ○ット」や「天○門事件」関係のやばい動画でも、アップされたてのものなら見れたんですが、最近は、1時間前にアップされたてのものでもアクセスできなくなりました。


そして今日。トップページでランキング上位に入っていた「宮崎哲弥 VS中国人ジャーナリスト」というのを「どうせダメだろうな」とクリックしたら、なんとつながりそう!


でも、なんかおかしい。何度クリックしてもこんな感じ。↓

ビデオの部分だけが真っ白。
腕をあげたな、甘栗剥いちゃい隊!


ほかのなんでもない動画はちゃんと見れるので、うちのPCのせいではないです。



Youtubeだけでなく、今までは何でも見れたニコニコ動画mixiの日記にまで検閲入ってるようです。寝る時間ないんじゃないだろうか、甘栗剥いちゃい隊。オリンピックが始まって、ジャーナリストや素人ブロガーが大量に中国に入ってきたらどうすんだろ。


あ、ちなみに中国では生放送ってのはありません(たぶん)。何があってもブラックアウトできるように、7秒くらいディレイが入ってるはず。だから、オリンピック競技中継中に抗議行動などがあっても、人民には知らされません。なんかやる人は、気づかれないように隅の方でやることですね。