スーパーサイズ・ミー

この映画を見るとマクドナルドは食べられなくなるとか、いやいや、かえって食べたくなるとか、いろいろ言われてますね。私は観た直後はさすがに胸焼けがして、うどんしか食えませんでしたが、昨日はちゃんとフィレオフィッシュをおいしくいただきました。面白くはあったけど、私の食生活を変えるようなインパクトはなかったです。

だって、出てくる食べ物全てが(スーパーサイズに限らず)、日本人には考えられないくらい非常識にでかく、出てくる人も毎日3つはビッグマックを食べる「ビッグマックマニア」だとか、一週間でコーラを52リットル飲んだ「ソーダ毒男」とか、人間離れしてる人たちばかりなんで、「私ってものすごく健康的な食生活してる」と思わず思ってしまいそうになるんだもの。52リットルって。洗濯機いっぱいのコーラ。ゲロゲロ。

それから、ビッグマックマニアの人ってそれだけ食べてるのにあんまり太ってないのね。フレンチフライを食べないのが秘訣らしいっすよ(違)。あ、でもコレステロール値は非常に高いようだし、彼は長生きしないと思いますが。


監督/実験台のモーガン・スパーロックのガールフレンドはヴェジタリアンレストランのシェフで、ハムとヘロインを同一視するようなとんでもない女なのですが、彼女の作るヴェジー料理がものすごくまずそうなんですわ。彼がこんな実験を思いついたのは、彼女の料理に辟易して、思う存分ジャンクフードを食べたかっただけとちゃうんか、という気がします。