オーシャンズ12

jigokumimi2005-01-24

前作よりはずっと面白かったデス。

とはいえ、前作が全く面白くなかったので、面白かったか面白くなかったかと言えば面白くなかった。でも見てて楽しかったのでオッケー。

映画の中でブラピとクルーニーが、アムステルダムで仕事を斡旋してくれるおっさんと打ち合わせをするんですが、無理やりくっついてきたマット・デイモンの前で、三人でわけのわからない話を延々続けて、「わっはっは」とバカ笑いし、マットはわけがわからず「ハハハ…」と力なく笑うしかない、というシーンがあるんですが、この映画を見てるときの気分がちょうどそんな感じ。やってる人はすごく楽しそうなんだけど、見てるこっちは何がそんなに楽しいんだかよくわからない。でもとりあえず皆楽しそうにしてるから、こっちもついニコニコしてしまう、みたいな。

しかし、ビートルズの映画と同じようなもんで、プロットがどうこうよりも、スター様が楽しそうにしてるのを見て楽しむ映画なんだから、こんなに複雑なストーリーにすることないと思うんですがね。意味わからなかったところいっぱいあるんだけど、わざわざ調べようと言う気にもならないし。で、楽しかったのは中国人の軽業師が最初から最後まで中国語しかしゃべらないのに、全員通訳なしで彼の言うことがわかってるとか、クルーニーが50歳に見えると言われて憤慨するところとか(実話らしい。実際ブラピと2歳しか違わないとは信じられん)、大物カメオが出てくるところとか、本筋と関係ないところばかりでした。


ジュリア・ロバーツは映画によってかわいいときとブサイクなときの差がすごく激しいですが、この映画では特にブサイク。妊娠中だったからかな。んで、途中でマットとドン・チードルなんかが「ジュリアが"アレ"に似てるから、ヤジ馬とナンチャラ作戦をしよう」とか言い出したとき、「え?アレに似てるって馬?馬?まさか?でも本当に馬にそっくりだしぃ」と本気で思ってしまいました。もちろん馬じゃなかったんだけど。


前作ではジュリアは、"Introducing Julia Roberts as Tess"というクレジットで紹介されてましたが、今回は(映画の内容に関するネタバレ→)Introducing Tess as Julia Roberts(←ここまで)になってました。ジョークに紛らわせて、クレジットの順番でジュリアとキャサリンが揉めないような配慮なんだろうなあ。でも努力むなしく、やっぱりジュリアが自分の名前がキャサリンより下だということに激怒したそうですが。