服を買うなら

最近まで、上海でまともな服は買えないと思ってました。デパートやブランド直営店で売ってるものは、日本で買うより高いくらいだし、服飾市場は安物ばかり(探せばいいのがあるらしいけど、火事になったら絶対死ぬような環境なので、私は5分以上いられなかった)。ニセモノ市場として有名な襄陽(シャンヤン)市場で買い物をする人が多いみたいだけど、私は大嫌いなので一回しか行った事ありません。
でも、ウロウロしてるうちにシャンヤン市場の近く、淮海路の一本北の長楽路、一本南の南昌路沿いになかなかいい店(セレクトショップ・・・といっていいのかどうか)が何軒かあるのを見つけました。これは南昌路の店で見つけた戦利品。

Marc Jacobsのパンツ110元(ちょっと汚れ)、アバクロのトップ120元、アバクロのボトム90元、Custoのトップ200元。今1元15円弱かな?ちょうどおかんを買い物に連れてきてるらしい大阪弁のおっちゃんが店の中にいて、流暢な中国語で「これの最新スタイル有没有?」と店員に聞いたりして「プロっぽい」感じだったので、話しかけてみました(大阪の人なら嫌な顔しないだろうと踏んで)。
「すんません、この店は交渉したら値引きしてくれますかねえ?」
「あ、この店はだめですわ。ほら、こういうタグがついてる服は負けてくれないんですわ。そのかわり、外人も中国人も同じ値段だから。あ、でも1000元以上買うと割引してくれますよ。あっちにももう一軒こういう店があって、私はいつもここで買い物するんですわ」
期待通りでした。大阪のおっちゃんばんざい(ときにはうるさくて鬱陶しいが)

「こういうタグ」。合格証とあるから、B級品じゃなく、(わざと)過剰生産したものでしょう。どう見てもニセモノではないです。