スーパーマン・リターンズ

jigokumimi2006-07-18

あんまり変な小細工はしないで、オリジナルの精神をしっかり受け継いでるのがいいですね。スペシャルエフェクトは20年前とは比べ物にならないほど進化してるので、あの音楽にのって、スーパーマンがビュウンと飛び回るのを見てるだけでも満足です。ストーリーにもうちょっと工夫があってもいいかと思うけど、まあ「おお!スーパーマンが飛行機を持ち上げてる!おお!スーパーマンが車を持ち上げてる!おお!スーパーマンが○○を持ち上げてる!」と楽しいのでOK。

ただ、キャスティングにはちょい不満かな。ブランドン・ラウスは、クリストファー・リーブスを見てなかったとしたら、「よくこんなピッタリな役者を見つけてきたな」と思ったかもしれないですが、リーブスがあまりにも完璧すぎたので、劣化コピーにしかみえないのよねえ。リーブスはコミックのスーパーマンを三次元化したとしか思えないほど生身の人間臭さがなかったので、体にピッタリ貼りついたスーパーマンスーツ姿を見ても全く恥ずかしさを感じなかったんですが、新スーパーマンは事前にいろいろ股間エピソード*1を読んでいたせいもあり、なんか生臭いものを感じてしまうんですよね。全身ショットでは、ついつい股間を凝視から目をそらしてしまったりして。バットマンスパイダーマンと違って、スーパーマンは人間じゃないんだから、生臭かったら困るんだけど。

あと、ケイト・ボスワースは初代ロイス・レインのマーゴ・キダーの数倍綺麗ですが、チャキチャキした女性記者には見えないし、ジェームズ・マースデンは鼻の穴が気になって映画に集中できないです。ハンサムなのかブサイクなのかはっきりしてほしい。


ケビン・スペイシーとパーカー・ポージーの悪役カップルは最高です。でもあのふたり、肉体関係があるようには全く見えないんですが、どういう関係なんでしょ。

*1:ちょうどいい形にするために特別な股間パッドがつくられたとか、彼のモノが立派すぎるのでデジタル処理が必要だったとか、いやそもそも彼が抜擢されたのはブライアン・シンガーが彼の立派なモノを気に入ったからだとか