Hairspray

に、二ヶ月ぶりの更新ですね・・・
前に映画の感想を書いたのは、いつだったかさえ忘れてしまいましたが、久しぶりにひとつ。

「ヘアスプレー」見ました。
トラボルタとクリストファー・ウォーケンの夫婦を見るのはすごく楽しみだったんだけど、正直映画そのものにはたいして期待してなかったんですよ。「ヘアスプレー」はブロードウェイで舞台を見て(オリジナルキャストではなかったですが)、すごく楽しかったので、映画ではまあ6割くらい再現できりゃいい方だろうと。

いやー、しかし期待を大幅に上回りました。楽しい!
ドリームガールズ」や「シカゴ」は、ミュージカルとは一味違った、映画ならではの良さを出して成功してたと思うけど、ここまでミューカルの楽しさを再現できている映画は最近なかったんでは。


トラボルタのエドナは、いくら女装してファットスーツを着ても、やっぱりどっから見てもトラボルタ。かといってディヴァインやハーヴェイ・ファイアースタインのような化け物じみたキッチュさがあるわけでもないので、彼に特別な思い入れがない人、或いは「パルプ・フィクション」以降しか知らないって人にはミスキャストと思われても仕方がないかも。でも、私なんかは、彼が歌って踊りだすと「おぉぉぉ!トラボルタが踊ってるよ!」と思わず興奮でゾワゾワしてしまいましたよ。10キロ以上もある肉スーツを着てハイヒールはいてても、ステップは軽やか、「シャバダシャバダビー!」と歌う声は「グリース・ライトニング!」と歌う声と変わらずハスキーでセクシー。ウォーケンも歌はそんなにうまくないけど、素敵。



これはトニー賞のときの、ブロードウェイオリジナルキャストによる"You Can't Stop the Beat"(すでにKEIさんのDriftingcloudsで紹介されてますが)
なんかみんな歌がちょっと下手に聞こえますが、この曲テンポが速くて言葉が多い上に、踊りながら歌わなくちゃいけないので、すごく難しいらしいです。




こっちは "Welcome To The 60's"


この映画、もともとミュージカル向きだったんですね、きっと。「ヤング・フランケンシュタイン」はどうなっちゃうんでしょうか。