アカデミー賞画像集 その2

今年のオスカーがつまらなかったのは、9割は脚本、演出が悪いせいだと思います。
「なんでその演出?」と思うところが多すぎ。
なぜ今『風と共に去りぬ』なのか?なぜ今年の映画からの音楽ではなくて、『スターウォーズ』のテーマを演奏するのか?小学生のコーラスでエンディングって『愛は地球を救う』か。ジェームズ・フランコに女装させるのはいいけど、オチなしかい。女装だけで笑いがとれるのは忘年会だけやっちゅーねん。


ジェームズ・フランコ、全くやる気なし



なぜかまた歌でネタにされて困惑するヒュー・ジャックマン
気持ちはわかる。私も意味わからんかった。なんで今頃ウルバリンなのか。



司会のふたりに非難が集中してしまってるのは気の毒な気がしないでもないけど、ジェームズ・フランコは言われても仕方ないかな、と思います。やる気なさすぎ。アンが嫌いなのか、こんなイケてないセリフをノリノリで言うのはかっこ悪いと思ったのかなんだかしらないけど、プロなんだからどんな最低なマテリアルでも最善をつくすのが当たり前でしょう。



ふたりが目を合わせたのは、というよりジェームズがアンを見たのは、オープニングトークのこのときと後1回、合計2回だけ。


あとは、アンが必死でジェームズの方を見てリアクションをもらおうとしても


ねえ



ねえったら



ちょっと!



(このクソガキ…)



(最後にもう一度トライしてみましょ)



「ジェーム…」
「さ!次のプレゼンターはこの方です!」



ケミストリーゼロだっただけでなく、あっち向いたりこっち向いたり(もしかしたらテレプロンプターを見てたのかもですが)眠そうだったり、パイナップルエキスプレスでもキメてんのかと思う落ち着きのなさ。





ぼーっ



ぼーっ



んふ



Zzzzz…



そうだ



次のtwitter投稿にはこう書こう!




そう、皆さん知ってるでしょうが、彼はショーが進行している間ずっとバックステージからtwitter投稿をしてました。それ自体はプロモーションの一環だったんだろうとは思うけど、ちょっとやりすぎ。十回以上やってたんじゃないか?アンからすればさぞ腹立たしかったでしょう。だってオスカーの本番中ってライターが進行状況に応じてずーっと脚本を書き直していて、それを覚えなきゃいけない司会者にとっても戦場だっていうじゃないですか。

昔、助演男優賞をとったジャック・パランスがステージの上で片手腕立てをしてみせたとき、ビリー・クリスタルはその後ずっと「今入ったニュースです。ジャック・パランスがハリウッドサインからバンジージャンプで飛び降りました」などと、ジャック・パランスギャグを言い続けて、ものすごく面白かったのを覚えてますが、ビリーは裏で一秒も惜しまずにライターと話し合ってたはずなんで、真剣に仕事に取り組んでたらTwitterなんて(昔はなかったけど)やってるヒマないはずよね。



番組終了! "We did it!"とハイファイブするアンと「やっと終わった」とほっとするジェームズ。



この後、ジェームズは自分がホストを務めるはずだったアフターパーティーをぶっちし、「授業があるから」とその日のうちにNYに戻ってしまいました。
司会を酷評されたことには一言の反論もしなかったのに、「あなたのTwitterはダメダメ」と書かれたエール大の新聞に対しては "Fxxk the Yale Daily News"とおかんむりの様子。 → http://www.whosay.com/jamesfranco/photos/14429


ガキか。
ちょっと最近なんでもできるスーパーマンともちあげられすぎて、ええ気になっとるんちゃんか、おお?


ジェームズ・フランコファンの方、すみません。私、決して嫌いではなかったんです。どっちかといえばファンだったんです。
でも動画から画像をキャプチャーする作業をすすめているうちに、もりあげようと必死になってますます空回りするアンが気の毒で仕方なくて。
フランコのような"クール"な男がアンのようなタイプはあまり好きじゃないのはわかる気もするけど、もうちょっと協力してやれよ、まったく。アンも別の人、例えばロバート・ダウニーJRか誰かと一緒だったらよかったのにね。


私の希望はこのふたりですが。