アイアンマン2

鋼鉄侠2(アイアンマン2)見てきました。やっぱり映画館で見るのはええなあ。
観客のマナーの悪さに嫌気がさして、もう3年以上も中国の映画館に行ってなかったけど、かなりましになってました。これなら、また行ってもいいかな。ただし、私が行ったのは上海でも外国人や外国企業に勤めてる中国人が多い地域の映画館なので、地方はもちろん、上海市内でもダウンタウンの映画館はまだまだマナーは良くないと思います。

1.映画館そのものが綺麗になってた。音響なんかも、日本のと比べても遜色ない。
2.中国にしてはたくさん入ってた(といっても30人くらい)にもかかわらず、携帯で話をしてたのはたったひとり。それもマナーモードにしてたし、会話も10秒ほどで終わったので許容範囲(許容しちゃうところが悲しいが)
3.ちゃんと映画に集中してるし、以前は終わりかけの雰囲気がしたら、もう半分くらいの人が席を立ってたけど、クレジットが始まるまで座ってるようになった。
4.クレジットが始まったらすぐに明かりがついて強制的に退去させられてたのが、ちゃんと映画の終りまでやってくれた(途中、電気はついたけどな)。以前ナルニア国物語を見たときは、クレジットが始まると同時に明かりがついて、クレジット後におまけ映像があるのを知っていた私は、ハンカチをかみ締めてくやしがったもんです。
5.気になる検閲に関しては、ミッキー・ロークがロシア人だということがわかる部分は音声も字幕も変えられてた。それ以外にも数箇所カットした形跡あり。何が切られたのかな?




映画の感想ですが、1には及ばないものの、十分楽しめました。あの超ハイテクなラボで"新しい○○をつくる"という科学の最先端をいく試みをしているにも関わらず、「マキシマムパワーが必要だ!」と巨大なプライヤーでバルブをまわす(もちろん人力で、ですよ)というバカバカしさが大好きです。スーパーヒーローものであんまり深刻なのは好みじゃないんでね。

犬猿の仲だったという噂のグウィネスとスカーレットですが、映画上は完全にグウィネスの勝ち。男性は違う意見かも。いや、私決してグウィネスが好きってわけじゃないですが、スカーレット何もしてないもん。アクションシーンもちらっとあるけど、ほとんどは意味ありげに微笑んで腰クネクネさせてるだけ。むちゃくちゃ色っぽいのは認めますが。たぶん、グウィネスが色気なさすぎるんで補完するためのキャスティングだったんでしょうね。だって、ストーリー上は何の意味もないもん、あのくねくね。まあ、意味はないけど需要はある色気なんで、いいんでしょう。

ミッキー・ロークが「今まで共演した女優の中には、良い女優だという評判だけど、実は全然だめなのがいる」と最近どっかのインタビューで言ってて、ネット上のコメントではほとんどの人がグウィネスじゃないかという意見のようですが、私はスカーレットじゃないかと睨んでます。だって、何やっても同じだもん。ロスト・イン・トランスレーションも、マッチポイントも、ヴィッキー・クリスティーナ〜も。いや、ゴーストワールドから始まってるかもしれん。あの色っぽさに惑わされてるんじゃないの、みんな?

ミッキー・ロークといえば、悲しむシーンではカメラの横に死んだ愛犬の写真を掲げさせてたそうだけど、すごい慟哭ぶりでした。愛してたもんね、Lokiたん。