アカデミー賞感想


エイドリアン、プレゼンターがキャシー・ベイツでもそんなキスをしたか?

4秒キスしてましたね。ラッセル・クロウは「こんなことしても良かったのか!」と歯噛みして悔しがってることでしょう。あの年はプレゼンターがヒラリー・スワンクだったし。
ハリー・ベリー、相当びっくりしてたようですが、ああいう形で唇を奪われると、結構忘れられなかったりして。これがきっかけでエリック・ベネイを捨ててエイドリアンと付き合うようなことになると面白いな。ビデオで見直すと、自分から腕をまわしてるし。



結局私の予想は助演のふたりと作品賞しか当たりませんでした。主演男優と監督は本当にびっくりしたけど、まあどれも納得。



ニコールとキャサリンの受賞は嬉しかったなあ。スターと結婚したことをきっかけに有名になったふたりだけど、その後の頑張りで今や夫/元夫を凌ぐスターになってるところがすごい。ふたりとも前の奥さんよりずっと若くて綺麗ってこともあって、結婚したときには「ケッ」と思っていたもんですが、今は大好きです。特にズィータ嬢は一昨日のオスカーのパフォーマンスを見て大ファンになりました。後ろ姿で登場したときは、彼女の方がクイーン・ラティーファだと思ったくらいのドスコイ体型。その場で産んじゃうんじゃないかと思うくらいのド迫力でした。レネーがパフォーマンスをドタキャンしたのは、戦争が理由なんかじゃなく、生で彼女の隣で歌いたくなかったからに違いない。ニコールは映画ではいいけど、しゃべるとつまらんので、私の中ではズィータよりも一段下。


マイケル・ムーアのスピーチは期待通りというか期待以上。面白かったなあ。昨日のニュースで、「ブーイングする人が多くて悲しかった」というぴゅあーな高校生の意見が紹介されてましたが(筑紫哲也の番組なんで、そんなんばっかり選んでたのかも)、ブーイングが全くなかったら、それはそれで恐い。最初はスタンディング・オベイションだったわけだから、戦争に対する姿勢はおいといて、「ボウリング・フォー・コロンバイン」での彼の主張は支持されてるようですね。後でビデオをスローにしたり一時停止にしたりして確かめたところ、一番喜んでたのはマーティン・スコーセーシ、エド・ハリス夫妻(特に奥さんのエイミー・マディガン)、ダスティン・ホフマンハリソン・フォード(ただし、キャリスタは能面のよう)、ルー・ゴセットJr、ジュリアン・ムーアあたり。あ、あとプレゼンターのダイアン・レインも嬉しそうだったな。
(あ、ついでですが、デンゼル様はしぶーい顔をしてました。奥さんは面白がってたようですが。ま、ニコールに口にキスをされてのけぞっちゃうような堅い人ですから。でも男前だからいいんです)


この後のスティーブ・マーティンのジョーク "It was so sweet back stage. The teamsters are helping Michael Moore into the trunk of his limo." がわからなくて悩みました。直訳すると「裏ではとても素敵な光景が見られました。全米トラック運転手組合の人たちが、マイケルがリムジンのトランクの中に乗り込むのを手助けしていました」
色んな人に聞いた結果、「ヤバイ事を言ったんで、どこかに連れ去られようとしている」ということのようで、「全米トラック運転手組合」というのはそういうときによく名前が出てくるようです(エルロイの小説なんかで)
ある記事では、このジョークを聞いて観客が大喜びしていたのを、彼らがムーアに批判的だったという証拠のように書いていたけど、逆よねえ。一番喜んでたのはエイミー・マディガンだし。


もうひとつわからなかったのがすべった「ゲイマフィア」ネタ。途中で何か(電話?)が投げ込まれたのはどういう意味だったんでしょうか。*1


一回目はわからなかったけど、ビデオを見てわかったのが、スティーブの「私と寝たスター達」。なんでテッド・ダンセンとメアリー・スティーンバーゲン夫妻が出てくるのかがわからなかったんですが、あれは3Pをした、という意味なんですね(たぶん)。もっと世界的に認知されてる夫婦(ダグラス夫婦とか)じゃないと、わからんぞ。




ヤングフランケンシュタインのフラウ・ブリューハー
これは歴代オスカー受賞者のひとり、クロリス・リーチマン。オスカーは「ラストショー」でとってるんですが、一番有名なのは別の役。何だかわかりますか?あんまりその役と素の顔が違うんで(しかもまだ綺麗)のけぞりました。答えはカーソルを画像にあわせると出てきます。

*1:LA Timesによると、これは作業中のスタッフがトランシーバーをステージ上に落としてしまった事故で、予定外の出来事だったようです。